子育て×お仕事応援企画

子育て×お仕事応援インタビュー Vol.3 株式会社エヌエスオカムラ

協力し合う社風を活かし、一人ひとりの働きやすさを実現

オフィス用のデスクやラックの製造を通じて、ユーザーが豊かさを実感できる質の高い空間づくりに取り組んでいるエヌエスオカムラ。
「人を育て、人を活かし、従業員の幸せを追求し続ける」という理念の通り、協力し合う風土のなかで、社員の皆さんが活き活きと働いています。
働きやすさや働きがい、育児と仕事の両立について、ママレポーターとジョブカフェかまいしスタッフが伺いました。笑い声が絶えない楽しい取材となりました。

▲左から:藤原 由香里さん(総務課長) / 佐々木 朝美さん(生産管理課 / 2022年入社) / 八幡 拓見さん(総務課 / 2007年入社) ※取材日:12月7日

入社のきっかけ

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レポーター

この会社を選んだ理由を教えてください。

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八幡さん

私は2007年に工場勤務のアルバイトとして入社し、1年4ケ月後に正社員になりました。総務課に配属になって14年になります。

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佐々木さん

私は2022年の4月から契約社員として働いています。3歳になる息子がいますが、出産後は、息子のことを第一に考えてパートタイムで働いていました。子育てをしながら仕事をすることにも慣れ、息子がある程度聞き分けが良い年齢になったので、フルタイムで働こうと思うようになりました。そのタイミングで当社の求人情報を見つけました。しっかりした会社だというイメージが以前からあり、安心感もあったので、じっくり腰を据えて働きたいと思い、応募しました。

働きがいについて

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レポーター

会社の働きやすさや、働きがいについて教えてください。

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藤原さん

求人への応募があれば、面接の中でお話を聞いて、適性を考えながら配属を決めるので、特に資格がなくとも応募しやすく働きやすい会社だと思います。女性社員も工場、品質管理、物流など様々な職場で働いています。

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佐々木さん

面接の時から、自分が配属される予定の職場のことだけではなく、工場見学などを通じて会社全体のことを教えてもらえるので、面接を受けるだけでも楽しいです。現在、生産管理部門で働いていますが、ほかの部署に応援に入ることもあります。応援に入ることで会社全体のことが見えるようになり、自分自身の仕事が会社の中でどのような役割を担っているのかもわかるようになるので、やりがいを感じますね。

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藤原さん

スタッフ部門の採用でも工場応援があることを面接の時に伝えています。工場への応援に入ることで、自分の仕事が会社の中でどのような役割を担っているのかもわかるし、人のつながりもできます。会社全体のことを把握しやすいと思います。

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佐々木さん

私は製品を作るための部材の仕入れや、どこの工程でどの部材を使うのかを決める仕事をしています。お客様の要望に応じてカスタマイズする製品が多いので、注文の内容によって工程が変わり、その差配をします。そういうところにやりがいがあります。

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八幡さん

総務課では経理の仕事もしています。製品を作る仕事ではないため、結果がすぐに見えるわけではありませんが、一つひとつの仕事が最終的に数字に結びついてきます。種をまいたものが数字に表れてくると嬉しいですね。

育児との両立

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レポーター

子育てとの両立のしやすさについて教えてください。

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佐々木さん

朝、息子の急な発熱で休まなければいけなくなり、職場の直属の上司にLINEで一報を入れた際、上司のほうから「総務には連絡しておくので、息子さんの面倒を見てあげて」と返事をもらいました。ほかの部署に応援に行く場合も、子どものお迎えがある場合などあらかじめ事情を伝えてあれば、「時間だから早く帰ってあげて」と配慮してくれます。上司も子育てしながら働いてきた方なので、そういう先輩方が、小さい子どもがいる後輩を気遣ってくださることがうれしいですね。「子どものことを第一に」という考え方に基づいて、職場の皆さんが「休ませてください」と言いやすい雰囲気をつくってくださるので助かります。

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八幡さん

下の子が小学1年生になります。学童保育に通わせているのですが、送り迎えのために定時(8時~16時45分)で仕事をあがれるようにしています。職場の皆さんも協力してくれます。フレックスや時間差出勤も可能で、柔軟な働き方ができるので助かっています。

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佐々木さん

時間単位の休暇制度を使って1時間単位の休暇を取ることもできます。働くママにとって、1時間はすごく大切な時間なので、子育てと両立する上で気持ちに余裕を持つことができますね。

職場の雰囲気 -協力しようという風土-

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レポーター

職場の雰囲気で良いと思うところを教えてください。

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佐々木さん

生産管理課では2人体制で業務を担います。信頼関係があって、お互いにサポートし合いながら仕事をしているので、どちらかがほかの部署の応援に入っても、業務が滞ることはありません。

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藤原さん

子どもの参観日や運動会などの行事があると、みんな休みますね(笑)。家業で漁師をしている社員もいるので、口開けの日(漁の日)にも休みます。社員同士、それをわかっているから、そういう日にはほかの職場からの応援が計画的に組まれます。

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八幡さん

「よし!みんなでやろうか!」という協力の意識は強いですね。

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佐々木さん

普通はないと思いますが、朝礼で「今日はアワビの口開けです」って(笑)。

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八幡さん

入社した頃から会社の雰囲気は変わらないですね。工場から総務課に異動になって、もう工場に入ることはないのかなと思っていましたが、実際には繁忙期にほかの職場からの応援が行われていました。こういう協力体制があるから会社が回っているのだと感じました。

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佐々木さん

女性社員が応援で工場に入る場合、工場の方が常に気にかけて安全を確保するよう見ていてくださるので安心です。危険な作業はなく、「工場=女性が働く職場ではない」とイメージされることが多いのですが、払拭したいですね。

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藤原さん

元々、男性社員が率先してサポートするという風土がありますね。

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佐々木さん

部門間での壁もなく、応援先の職場長ともフレンドリーな関係です。もちろん仕事では上司と部下の関係になりますが、皆さん温かくてフラットな職場ですね。クレームが発生しても、個人を責めるのではなく、原因究明や解決に向けてすぐに全員で対策を講じることができるところが、この会社の良いところだと思います。
今は有期雇用契約の社員ですが、今後、正社員登用のお話をいただけるのであれば正社員として働きたいですね。職場が楽しくて大好きになってしまったので(笑)。

企業担当者インタビュー – 働きやすさへの取り組み –

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レポーター

働きやすさや子育てのしやすさに向けた制度・取り組みはありますか?

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藤原さん

2年前から時間単位の休暇制度を導入しました。仕事の合間に中抜けもできるようになり、柔軟な働き方が可能です。申請すれば副業もOKです。国の制度改正や世の中の流れに応じて会社の仕組みを変えるのは速いですね。


また、育児介護休業規定や、産後パパ育休(出生時育児休業)制度なども率先して整備しています。制度を整えた上で、働き方に合わせて運用面で柔軟に対応していますので、たとえばフルタイム勤務の方でも、事情に応じて短時間勤務への切替も可能です。育児休業の取得率も100%。安心して働ける環境ですので、まずは会社に入って実感していただきたいですね。

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レポーター

従業員の長期的なキャリア形成やスキルアップのために会社として取り組んでいることはありますか。

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藤原さん

正社員登用については、明文化はしていませんが全社員の6割程度がアルバイトや中途採用の契約社員から正社員になっています。早い方であれば働き出してから1年以内に正社員として登用されています。
スキルアップについては、㈱オカムラグループの研修が各種あり、必要な教育を都度受けることができます。また年に2回通信教育の講座を紹介していて、自由に受講でき、修了時には費用の半額を会社が負担する制度もあります。

インタビューを終えて – ママレポーターより –

ママレポーター:
こんなにも、職場環境も雰囲気も良い会社が釜石にあることを知り、うれしかったです。他業種からの転職で入社し、1年も経たない上に、子育ても大変な時期の方が、「この職場で本当に良かった」「仕事が楽しい」と、リラックスして楽しそうに話していたのが印象的でした。
制度がしっかりしていることはとても大切ですが、制度が整う以前から様々な立場の方同士が協力し合ってきた土壌があり、制度を活用しやすい風土があることを感じることができました。
今回は実際に、共働きや多様なライフスタイルに活用されているという時差出勤のお話も聞くこともできました。
家族の事を大切にしながら、長く働ける職場を探している方!エヌエスオカムラさんは、「女性の社員ももっと増やしていきたい」「長く働いてほしい」とおっしゃっていたいので、「工場」のなんとなくのイメージで判断せずに、チャレンジしてみてください。

ママレポーター紹介

佐々木江利さん 2人の子育て中ママ

▼好きなこと
景色の良い場所で、お弁当を食べること
▼仕事&子育て失敗談
朝、車で仕事に行く途中に、子供が乗っていないのに保育園に行ってしまった(旦那が送迎担当だったのに)
▼インタビューへの意気込み
比較的、穏やかな人間関係の中でしか働いてきませんでした。ギスギスした感じは苦手なので、インタビューを通して職場の空気を体感しお伝えしたいです。

企業情報

法人名株式会社エヌエスオカムラ
代表者代表取締役社長 鎌倉 康雄
HPhttp://www.nso.okamura.co.jp/
所在地岩手県釜石市鈴子町23番15号
従業員数約130名(女性17名)
基本理念私たちは、 
・製品の提供を通じて、心の豊かさと社会の発展に貢献します。
・人を育て、人を活かし、従業員の幸せを追求し続けます。
・信用、信頼を大切にして、チャレンジし成長する企業であり続けます。
事業内容オフィス用のデスクやラック(図書館什器、物流倉庫棚)を製造する会社です。
お客様が豊かさを実感できる質の高い製品・空間を全国に提供しています。
子育て応援に関する
主な取り組み
・ 介護休業期間を通算1年(法基準では93日)取得可能としています。
・ 育児を行う労働者の所定外労働の制限について、小学校就学前の子を養育
 する従業員を対象(法基準では3歳未満の子)としています。
・3か月以上の育児・介護休業をする従業員で、希望者に対し、
復職準備プログラムを実施しています。
・ 年次有給休暇のうち、
新規付与のうちの3日分は1時間単位で取得可能としています。
釜石市子育て応援企業として認定されています。

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