子育て×お仕事応援企画

番外編 子育て応援企業認定制度について

みなさんは、釜石市に仕事と育児の両立を応援する企業の認定制度があるのを知っていますか?

今回は、認定制度の市の担当者に子育て応援認定企業制度の仕組みや課題について伺いました。

市の担当者へのインタビュー

子育て応援企業認定制度とは?

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レポーター

子育て応援企業認定制度について教えてください。

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こども家庭課 菊池さん

平成21年にできた制度で、仕事と子育ての両立支援や男女ともに働きやすい環境の整備など、ワークライフバランスの推進に積極的に取り組む企業を釜石市の「子育て応援企業」として認定していますこの取り組みを促すことで、地域全体で子育てを応援する機運を高めるために作られました

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レポーター

今の時点で何社が認定されていますか?

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こども家庭課 菊池さん

現時点では9社です。

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商工観光課 八幡さん

この認定制度ができてから10年以上経過していますが、まだまだ認知度が低いと考えています。制度の認知が上がることで、認定企業の社会的な評価が高まると同時に、好事例が広く周知され、地域での子育て応援への取り組みが加速される、というような循環が生まれるのが理想ですね。

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レポーター

認定制度を周知するためにどんなことをしていますか?

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商工観光課 八幡さん

当初は、企業への訪問のたびにチラシを持参して説明したり、企業セミナーの際に周知の時間を設けたりしました。最近は企業のほうから手を挙げてくれるケースも増え、徐々に認知が広がってきていると感じます。

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こども家庭課 菊池さん

市としては、この制度を取得する企業が増えることもそうですが、子育てがしやすい職場環境の企業が増えてくれると良いなと考えています男性の育休制度も始まったので、性別に関わらず働きやすい環境づくりに繋げたいと思います。

働きやすさ・子育てのしやすさについて

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レポーター

釜石市の働きやすさや子育てのしやすさについてどう思いますか?

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こども家庭課 菊池さん

市では計画等を策定する際にアンケート調査を実施していますが、その回答から育児に参加している男性が増えてきていると感じます。公園に遊びに連れてくるパパも増えていて、「赤ちゃんの駅」のように男性でもオムツ替えができる場所が増えて欲しいという声が聞こえてきています。

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男女共同参画推進室 正木さん

当室では、かまいし男女共同参画推進プランを策定し、そのプランに沿って事業を進めています。女性活躍推進事業の一つになっている岩手大学主催の「女性のリカレントプログラム」に釜石市も共催として参加しセミナーを行っています。このセミナーは、岩手県内で働く女性のキャリア形成を目的に開催しており、プログラムの中には、地域の女性管理職の方をロールモデルとして働き方や心がけていることを話してもらうといった内容があります。

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レポーター

釜石にも積極的に学びたいママさんもいますし、LIFULL FAMのテレワーク講座に参加した人たちもいます。一生懸命なママさんが釜石には多いのでもっと参加者が増えていくと良いですね。「子育て×お仕事応援企業」の取材をする中で、子育てしやすい企業が釜石にたくさんあることを知りました。経営者や幹部の方から、子育てや介護をしやすい環境づくりに取り組んでいるというお話を伺ったので、釜石にもそんな企業がもっと増えると良いですね。

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男女共同参画推進室 正木さん

そうですね。昔は、市役所でも産休・育休の取得を言い出しにくいような空気感がありました。現在は、女性はもちろんですが男性でも育休を取得するようになってきています。

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商工観光課 八幡さん

当課の男性職員たちも、育休や育児時間制度などを活用しながら、仕事と子育てに奮闘しています。

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商工観光課 佐々木さん

市役所内でもしっかりと制度の周知がされ、育休などが標準化されてきています。民間企業の場合は、子育て応援企業認定制度をきっかけに子育てしやすい環境づくりが進むことを期待しています。企業によって子育てを応援できるレベル感は違うと思うので、企業同士で学び合うことで自社の環境の中でできることを考えていただけると良いですね。

インタビューを終えて – ママレポーターより –

ママレポーター:
産休・育休を取ることさえも一般的ではなかった数十年前から比べると、子育て環境は年々進化していることを感じ、とてもありがたいと思います。
令和8年度からは、保育関係で新しい取り組みがはじまるといいます。数年先はもっとより良い、子育て環境になっているんだろうなあと思います。中小企業や、自営業者、誰でもが、子育てしやすい釜石になることを期待しています。

ママレポーター紹介

ママレポーター 三木 綾菜さん

■好きなこと
ミシンとピザ作りとキャンプ
■仕事&子育て失敗談
朝、考え事をしていたら保育園を通りすぎてしまった……。
帰りも、考え事をしていて通り過ぎてしまった……。
大変危ないので、気をつけます…。
■インタビューへの意気込み
職場の雰囲気は実際に働くまで分からないことが多いので、自分が働くつもりになって色々とお話しを聞いてみたいです。

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