Vol.10 （後編）株式会社かまいしDMC　企業担当者インタビュー

基本的には国の基準に沿って制度を設けています。現時点では、スタッフ2名が育休を取得しています。内1名は、会社初の男性育休を取得しました。

女性スタッフの業務は、新たに1名採用することで対応しました。男性スタッフの業務は、社内で振り分けて行っています。

子育てと仕事との両立ができる環境をできるだけ整えてあげることを意識しています。それがスタッフ全員にも浸透していると思います。スタッフそれぞれに目標があって、制度の中で上手くバランスをとっていくことが働きやすさに繋がっていると考えています。

時間単位の有給の制度を今年度から導入していただいたので、1時間や2時間単位での有給をとることで、子どもの送迎の時間などに活用できていて、非常に助かっています。

高校生までのお子さんがいるスタッフは、2名います。

鵜住居の「いのちをつなぐみらい館」で「大震災かまいしの伝承者」を行っている最年少の女の子がいます。その子のお母さんがその施設で働いていて、彼女がまだ幼い頃に仕事場に連れてきていました。お母さんが働く姿を見て、「自分もやりたい」と言ってくれて伝承を始めてくれたのですが、とても良いことだと思っています。

企業研修などの受け入れをみんなでやっています。仕事を通じてそれぞれコミュニケーションを取っています。

私たちと「一緒に成長したい」という方は大歓迎ですし、「次のステージにチャレンジしたい」という方がいれば応援して送り出しています。それが弊社の特徴であり、その結果、良い人材を輩出する会社になれば良いなと考えています。地域活性化起業人として活動されていた池井戸葵さんも、活動を始めた当初、弊社をベースとして活用していただくことで様々な企業との出会いがあり、それがきっかけで市内の企業からスカウトが来ていましたね。

現在は、求人としては出していません。うちで働きたいと事前に言ってもらえれば、タイミングはありますが、お声がけすることもできます。

これまでに、新卒・第二新卒の方を採用してきましたし、釜石商工卒業の方も新卒で採用したこともあります。

はい、採用しています。Uターン・Iターンの割合は、おおよそ社員全体の半分程度にシフトしています。釜石市外の方の知見を取り入れつつも、釜石らしさを感じられる企業にしていきたいので、地元の方にも来ていただけるようにハローワークにも求人を出しますが、リファラル採用のほうがが多いかもしれません。

基本的には、地域の方達と仲良く話し合いができる人が良いなと思います。それにプラスして、語学が得意だ、ITスキルがあるなど、何かしら強みを持っている方に来ていただけると良いと思います。