Vol.08 有限会社中村家（前編）子育て社員インタビュー

こどもを保育園に預けて働こうと思い、土日は休むことができる仕事を探す中で、中村家のコールセンター業務に応募しました。コールセンターの業務内容を聞いて、パソコンも使うので難しいと感じていたところ、たまたま販売の仕事が空いていたのでそちらで働いてみないかと社長から提案を受けて働くことに決まりました。

元々大学生の時に短期で製造のアルバイトとして中村家で働いたことがきっかけでした。大学卒業後は県内に就職し、結婚と同時に釜石に戻りました。出産して、そろそろ働きたいと思った時に、子どもがまだ小さく不安だったので中村家の社長に相談したところ、事務職での採用の話しをいただき、働くことになりました。

はい、最初は4年生の時だけ短期のアルバイトで辞めようと思っていましたが、とても働きやすく居心地が良い環境で、卒業までお世話になりました。学生の時は釜石に戻って中村家で就職するとは思ってもいませんでした。

中村家本店で販売担当をしています。8年前に入社してからずっと販売の仕事をしており、当初はパートで働いていましたが、途中で声をかけていただき、現在は正社員勤務です。2年前から店長として働いています。日々様々なお客様がお店にいらっしゃるので楽しいです。

社長から店長をやってみないかと声をかけていただきました。正直「嘘でしょ！？」と思いました。『店長』と名前がつくと重く感じる部分もありますが、せっかく声をかけてもらったのだし、肩書きがあるからこそ一生懸命がんばれる部分もあります。

私は16年前に入社し、現在は総務担当として働いています。社員数は60名程で助け合う必要があるので、業務内容は様々です。社長のスケジュール管理や、社内で働いている方々のサポートもします。席がコールセンター部門にあるので、お客様からの電話対応もします。
元々はコールセンターのパート勤務から始まり、その後に何度か声をかけていただき正社員となりました。2人の子どもがいるので、休まなくてはいけないことも多く、責任ある役割は難しいかと悩みもしましたが、子どもが小学校に上がったタイミングでまた声をかけていただいたので、正社員に切り替えて働いています。

海宝漬は、全国様々な場所で取り扱っていただいている商品です。ネット販売もありますし、わざわざ本店まで買いに来て下さる方もいらっしゃいます。ネット販売で簡単に購入できるようになっていますが、だからこそお店に足を運んで下さるお客様は貴重です。常連さんから「元気だった？」「また来るね」とお声をかけていただくと、嬉しくて明日もがんばろうと思えます。

住久さんファンの方もいますよね。とても丁寧に接客されていると思います。
私がやりがいと感じる時は、コールセンターの業務で直接お客様のお声を聞いた時です。厳しいお言葉をいただくこともありますが、「美味しかったからまた注文したい」というお話や、常連の方が「寒いけど体に気をつけてね」と体調を気遣ってくださったりと、機械的な対応でなく、温かい会話の中で注文をいただくことが多いです。